はじめに
ここ最近、私の友人の間で「同棲」というフレーズをよく聞くようになりました。聞いてみるとアプリで出会って1ヶ月も満たない人ばかり!?どうして?そしてやっぱりすぐに問題が勃発!言わんこっちゃないんだから!
マッチングアプリで出会うこと
私が学生の頃は「出会い系」なんて、少々遊び慣れている若者たちの出会いの手段でした。匿名で多くの異性と出会い続けられるなんて夢のようなこと。
ダメでも次、ダメでも次。
異性に限らず、同性のお友達もできますね。
あの頃の寂しがり屋さんは結構使っていました。
でも今は堂々とできる世の中。
結婚相手もアプリで見つかる時代です。
マッチングアプリで恋人を探すことのデメリットとは
マッチングアプリはたくさんの出会いがあって、自分が物理的に行動しなくても、画面を見て選ぶことができる。登録者も多いと、道を歩いているよりもタイプの人が見つかりやすい。
でも「本気で恋人になる」のは案外メンタルが重要。その理由は以下になります。
お互いに端末上にキープが絶対にいる
今の時代に本気で結婚相手を探す若者は大変だと思います。
だって、アプリで出会って、実際にご飯に行って、「お互いに気に入りましたので、お付き合いしたいよね」って話になったとして、その日の夜には他の異性ともやりとりをしている確率は高いですから。
その日の夜は胸がいっぱいでラブラブメールで手一杯だったとしても、日常で手持ち無沙汰な時にマッチングアプリを開くのが習慣になっている人も。なんとなくね。
つまりいつでも違う人と連絡が取れる状態なわけです。
もしかして自分がキープ側なのかもしれないという危険がはらんでいるのです。
特に自分が「恋人になってもいいかも」なんて思う相手なのだから、そんな相手の端末内のキープの存在はなんだかぼわっと気になり続けますよね。
同じ人とデートをするのは無駄な時間に思えてくる
もし恋人になりたいなーという可能性がある人が現れたとしても、相手あっての話。
自分はいいと思っていても相手の本音は分かりません。
そのため、もし自分に3回デートの時間があったら、1回は別の可能性に賭けてみたいかもと思わずにはいられません。
もしかしたらその人の方がタイプかも。
これまでの失敗を棚にあげて、ポジティブな幻想はやっぱり簡単には捨てられません。
100%の信頼が得られにくい
男性側はなかなか実際に会えるまでいかないし、必要以上に誠意をもって対応しないといけない状況です。
苦肉の策で、「付き合ったら2人で退会しようね♡」 なんて甘い言葉も聞いたりするものですが、そのアプリを退会しても他のアプリがあるかもしれない・・・と考えてしまいます。
スマホを持っている限り、いくらでも裏切る手段はあります。お互いに・・・
デメリットを払拭するには何が必要なのか?
それが最近聞く 即同棲!!!
出会ってすぐに同棲すれば信頼アップ!?
同棲ということは、お互いがお互いの帰る場所になること。
非常に安心感が得られます。
お互いに、夜にスマホを見ている時間が減るでしょうし、アプリの他のお相手とデートすることはできません。スマホと自分の関係をオープンにすることで身の潔白をアピールできるのが同棲なのです。
「独身である」「恋人はいない」の証明になる!?
正直、マッチングアプリは身分を偽っている人も少なからずいます。中には既婚者だったというケースもあります。(最近は身分証の提示が義務付けられているところが増えているので以前よりは減っているかもしれませんが。)
そんな悩みも即同棲で解消!
「家に一緒に住むんだから、お前に本気なの伝わるだろ?」という感じ。
即同棲する際に絡まる危険因子
この記事を書こうと思ったのは「すぐに同棲する危険性」を知って欲しいから。
現に私の知り合いも3組ほど、ドロドロ同棲の解消をしました。
相手への好意を冷静に見極めていない可能性
マッチングアプリの利用が長くなってくると、めっちゃ好き♡というわけではなく、可もなく不可もなくの人、いわゆる「普通」の人と会えただけで結構奇跡的。まあいっかと無意識に妥協していることもあります。
同棲の「寂しさが解消されるメリット」を支えるのは、同居人に対する我慢や忍耐。
見た目がどストレートの相手であれば我慢できてしまうかもしれませんが、相手が見れば見るほど自分のタイプではないと気づき始めたら・・・、そりゃ冷めるのも早くなって当然です。
人から監視されることをイメージできていない可能性
休日に出かけにくいです。
片方がアクティブでお友達も多いタイプだと、もう一方は監視モードに切り替わります。
買い物も2人。本屋に行くのも2人。ご飯も2人。家に帰っても2人。
そのうち「休日も出勤だから」というセリフが聞こえてくるかもしれません。
映画も1人で観たいものがありますよね。
相手が「依存タイプ」かもしれない可能性
マッチングアプリで即同棲!幸せすぎる!と浮かれてしまうし、その気持ちは分かります。
でも結婚を前提としていない、寂しさを解消するための同棲は破滅に向かいます。
大体女性の方は「同棲=結婚」と考え始めてしまうけれど、男性は不自由になったことを後悔する人が多い。20代の人は特に。
温度差がどんどん明るみにでてくると楽しくない日常となり、気づいたら2人とも最近笑っていないなんてことも。
でも結婚願望の強い女性サイドから「いやだ!絶対別れない!」と言われながら、ダラダラ一緒に住むことになったりします。
同棲を後悔してからでは手遅れ!先に覚悟すべきこと
「同棲」が破綻した時ほどめんどくさいことはありません。嫌いなもの同士が同じ家に帰らないといけないのですから。私の友達は相手が出て行くまでホテル暮らしをしていました。
別れる手続きの面倒くささ
2人用の物件に引越し、家賃や光熱費を少しは協力している場合は、こじれたときは超めんどくさいです。普通のカップルだったら、「大嫌い!」と言って、即音信不通も究極的にありですが、同棲していると本当に大変です。
おまけに実はまだあんまり知らない人だったりするわけで、金銭問題が絡むと本当に厄介。
根本的にどちらが出て行くのか?
残った方は少し多めの家賃を払えるのか?
毎日自殺をほのめかされて、なかなか追い出せず、家族の連絡先も知らず、どうしたらいいのか分からないという友人がいました。
逆に婚期が遠のくこともありえる
結婚に結びつかない「がっつり同棲」ほど時間の無駄はありません。
そんな同棲をしているくらいなら、たくさんの人と半同棲をしていた方がよっぽど勉強になるし、たくさんの幸せがもらえます。
子供ができたら最後。
結婚する?シングルマザーする?の突然の人生変貌もあり。
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ただ、このあたりは良いターニングポイントなる場合もあるかもしれない。
そして、それに賭けている30,40の女性は多いです。
まとめ
いかがでしたか?
確かにマッチングアプリでの恋人は「同棲」が確実なスタートラインなのかもしれません。
ただ、私の知り合いはいずれも3ヶ月ほどで破滅がやってきていました。
3ヶ月ちゃんとデートを重ねていたら合わないことが分かったかもしれませんが、マッチングアプリ上では同じ人とデートを重ねることそのものが難しいですから。
でもすぐに同棲を持ち出してくる人はただの寂しがりやかもしれません。
少しだけ見極める時間をもらいましょう!
もしいいなと思ったら現実的な生活シュミレーションをおすすめします。
