あなたの恋人は「粘着気質」ではないですか?
筆者の実体験を踏まえて、本当に気をつけて欲しいから「ストーカー」を記事にします。
「ストーカー」は1人の人生を変える凶悪な犯罪です。
ストーカーの心の闇
「ストーカー」は性格もありますが、
幼少期の「見捨てられ不安」などの心の傷もあり、闇が深いです。
その多くは、人から「拒絶される」ことに対して敏感であり、恐れています。
その自らの中にある「恐れ」がエスカレートして、
執拗につきまとったり、暴力的に支配しようとする行動につながってしまうのです。
また、怖がられたりすることすら、
本人にとっては「存在を認識してもらえている」という優越感が得られるため、
欲求の解消として繰り返されることがあります。
「ストーカー」は相手の立場にたって気持ちを想像できないほど、
ひどい妄想や強い思い込みをもつため、
周囲のことは全く目に入らず、客観的に物事はみられません。
自分のことを好きに違いないという過度な自信もみられることから、
周囲の声は伝わらず、自分は何も悪いことはしていないという認知の歪みがみられます。
◉ 余談ですが、精神分析学と結びつけて考えると、
「自我・超自我・エス」の関係がうまくいっていないことが挙げられます。
無意識にあるもの 「超自我」→「ルール・道徳観・倫理観・良心・禁止・理想などを伝える」
「エス」→「本能そのままの感情、欲求、衝動で突き動かす」
「エス」の機能が強すぎたり、「超自我」がうまく働かないと、
我が身を振り返れない行動につながります。
特に「エス」は幼少期に抑圧されていた欲動をもっている場所であるとも言われており、
その蓋が開いてしまうと、非常に強い衝動で自分をコントロールできなくなります。
つまり、簡単には修正はできないような、奥深いところまで浸透しているのが、ストーカーの心の 闇 なのです。
別れの切り出し方
付き合っている間に「なんだかおかしい・・・」と感じ始めて、
こちらが少しでも別れを匂わせてしまうと逆上してくる人がいます。
そうなると怖くてどんどん別れづらくなりますよね。
いったん別れたと思ったのに、メールや電話の嵐。
基本的に何を言っても無駄なので、無視をしないといけないのですが、
付き合っていた人だったら、「なんだかんだ返さなきゃなー」と最初は思うものです。
でも全然静まる気配がない。
から、やっぱり無視。・・・そこから変貌が始まります。
電話やメールでの脅しは証拠を持ち込めば、親身に相談に乗ってくれます。
知らない着信番号も調べてくれます。
ただし、警察に「相手に我々から忠告してもいいですか?」(警察はそうしておきたい)と聞かれるんですが、
こちらとしては怖いから「今はいいです」と断りがちです。私はそうでした。
「じゃあ何をしにきたんだ?」と警察を困らせるだけ・・・。
だって・・・警備してもらえるわけじゃないんだもん。
来てごめんなさい・・・となってしまう(涙)
できたら少しずつ会う回数や連絡回数は減らしていく
フェードアウトすると、
万が一、早い段階であれば、もしかしたら、
「この人は自分を必要としてくれない人なんだな」と全く後追いしてこないこともあります。
まだ自分の全部をさらけ出していないので、甘えが出にくい段階だからです。
この段階だとありがたいんですが、、、、、付き合って長ければ長いほど難しくなります。
こちらが相手に心を開いたように認識されていたらもうこの手段は使えません。
プライドを傷つけない ← 要のポイント!
「自分が悪い。」
「あなたのために別れる。」
という方向の別れ話にする必要があります。
もし相手に落ち度があって責めたくても、絶対の絶対に口にしてはいけません。
あくまで刺激をしない。
ギャフンと言わせてやろうって思ったら負けです。
(言わせてやりたい気持ちはめちゃわかるけど)
もちろん怒ってきます。責めてきます。
それでも一貫して
「あなたのため。自分はあなたには釣り合わない。」と主張し続けて下さいね。
相手の浮き沈みにのまれない
・なんかやたらに冷静で受け入れたように見えるタイプ、
・怒りにまかせて暴れるタイプ、
・泣き落としてくるタイプ、
⇩
すべて同一人物。
・よりを戻したいというメール
・ごめんなさいというメール
・覚えておけよ!というメール
・後悔させてやるからな!というメール
・お前の幸せを願っているというメール
⇩
全て同一人物からのメール。
こちらが何もしなくても、
「怒り」「後悔」「憎しみ」「許し」などを勝手にループします。
波にのまれないと言っても、こちらも人間だし、1回は好きになった人です。
全く情がないわけでもない・・・ということでここで流されてしまう・・・・

また振り出しデス
加えて、周囲に相談して「別れ」を決意した場合にまた同じことを繰り返していたのでは、呆れられたりしないかと感じ、もう相談しづらいですよね。後ろめたさから孤立してしまいます。
元恋人、元配偶者からの被害は自分の覚悟を強くもつことです。
相手のループに飲み込まれてはいけません。絶対!
※全く他人であるストーカーの場合は一方的なストーリーを持っているだけで、こちらは知りませんので、ただただ気持ち悪くて、怖いだけ。流されることはありません。
周囲を巻き込む
恥ずかしい気持ちを抑えて、できるだけたくさんの人に知っておいてもらうのが一番得策です。
近隣の警察はもちろん、家族、友達、職場など。
(新しい恋人の存在を匂わせるのはあまりいい手段には思いません。)
案外大ごとになると少しずつ弱体化する人もいます。
一方で、隙を狙って最終手段に入る人がいるのも事実です。
よく、警察にストーカーの被害の相談はしづらいと言われますよね。
どうしてかというと、
・ 自分が人に追いかけられるような人だと言っているみたいで恥ずかしい。
→ 警察に勘違いだと内心思われているのではないか。
・ そんな人を選んだ自分が悪い。
→ あきれられているのではないか。

なんかイタイ奴来た
ってな具合に。
ちなみに男性の被害者もたくさんいますが、
男性は男性で「女如きに」と思われるのが恥ずかしくて、なかなか相談にいけないそうです。
とにかく命を守る行動をとる
何かあってからでは遅いのが「ストーカー」被害。
あなたが「こわい」と思っている時点で、すでにかなり被害をうけていると言えます。
「まさかそこまではしないだろう」と思っても、会っていない間に相手の心がどの程度まで濁ったのかは分かりません。
電車の車両、公共トイレ、人気の少ない階段、家の周辺、ゴミ捨てなど。
背後は確認。(これはどんな人でも習慣に。)
「ストーカー」対策のまとめ
本当に最悪で、なんの得にもならない出会いですよね。
でもこれだけは言えます。
あなたのせいではないです。
相手の「心の闇」が原因です。
気持ち悪い(削除したくなる)けれど、警察も動きやすなるので、証拠は必ずとっておきましょう。
本当にみんな気をつけて(><)
刺激しないように冷静に(><)
