【公文を強制するのは大間違い!】「公文」経験者が語る。親のかかわり方次第で「公文」は悪い影響を及ぼす考える理由。

ひとりごと
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はじめに
親子2代で公文を習っていた経験をもとに、公文についてまとめています。同時に「公文」を勘違いしている親が多いのでその部分について説明します。

この記事を読んで欲しい人  ⇩

  • 公文をこれから習わせようか悩んでいる人
  • 公文のデメリットはないのか気になっている人
  • 公文のよさを知りたい人

この記事をまとめると  ⇩

◉ 子供の年齢と性格が適していれば習わせるメリットはあるが、親のかかわりかた次第ではデメリットも多い。

※ 筆者は国数英3教科習っていましたが、ここでは算数・数学を軸に取り上げています。

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公文のメリット

公文を知っている人、やっていた人、子供にやらせたい人、やっている子供。
もちろん最初は「メリット」から入りますよね。

計算力がつく。

これは誰もが知っている事かと思います。
教材を一目見れば分かりますよね。
教材修了テストは時間も関係してくるので、速く正確に計算する力をつけることが目的でもあります。

机に向かうことが毎日の習慣になる。

毎日宿題があるので、1日1度自然に机に向かう時間が作れます。

小さな子供の教材が楽しく、学習のきっかけになる。

小さな子供の教材は、カラーで、迷路や点結びなど学習の基本となる 運筆の練習が楽しくできます。

頑張れば頑張っただけ上の学年の教材にどんどん進められる。

1学年 200枚終わると、修了テストがあり、合格すると上の学年に進めます。

ただし、10枚ずつを何回(息子は3回)か繰り返して、理解度をみながら上の番号にすすむため、200枚やればいいのではありません。
反復学習によって力をつけます。

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デメリットについて

さて、ここで現役子育て世代で「公文」経験者の私が熱くデメリットを語りましょう。
「公文」関係者間で炎上したらすみません。

文章題、図形などの思考力などはほぼ身につかない。

計算がメインなので、文章を読んでの思考力が必要な算数はほぼないに等しいです。(すこーしあります。)

四則計算、連立方程式、関数、多項式などはありますが、図形全般、円と球や角度の問題はありません。

難しくなるにつれて自分からやらなくなり、声かけが必要になったりする。

算数・数学自体が苦手な子はもちろんですが、できる子でも、上の学年に進むにしたがって難しくなり、解き方を理解するまで時間がかかります。
そのため、少し億劫になり、分からないからなんとなく避けたくなります。

自分からやらないので、親がイライラして喧嘩になることも笑

やらないとノルマが溜まっていくため、精神的負荷が大きい。

私の場合ですが、親が厳しかったせいもあり、次の教室日までの宿題を全てやっていくことが絶対なので、1日やらないと2日目が2倍に・・・なんてこともありました。
旅行にも持っていかされましたTT

自分の子供には絶対したくないと思っていましたが、あまりにやっていかないと、月謝がもったいないと考えてしまいます。

親が教えなければならない場合がある。

教室で先生や採点の人に教えてもらってすすみますが、基本だけ教えてもらっただけでは宿題に混ざっている応用部分が分からない子もいます。
「わからない」となります。

小学校レベルならまだしも、中学レベルを分かりやすく教えるのは面倒くさいです。
昔とは解き方が違うなんてこともありますので、自分の知識では不安です。

月謝が高く感じる。

基本的に紙代
息子は数学が好きで、書いてある例題だけをみて解いてくれるので、正直先生の力無くても進んでいきます。

私のお友達が「公文は採点を人任せにしたい親が習わせるものだと思っている」と言っていました。

7000円と言えば、本屋さんで売っている問題集が何冊も買えてしまいます。
うちの子供は「教室はたくさん人がいるから、家で静かにやりたい。」と言い出し、教室に行くのを渋るようになりました。
この時点で退会が頭をよぎるようになりました。

更新:今はコロナウィルスで休校が続いていますので、学力キープのために入会しました^^;(R2,5)

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「公文」をやらせていることに満足している親の勘違い

「公文」は分からない算数を教えてくれて、答え合わせをしてくれる、預けるだけの便利な場所ではありません! 色々な親御さんと話していても、習い事全般、習わせているのに詳しく調べていない人の多さに驚くばかりです。

塾だと思っている。

「学習塾」と名前にもあるので、その辺りにある「塾」と勘違いしている人が多いです。
先生が子供に新しいことを教えて伸ばしていくと思っています。

でも違います。
「計算方法を教えてもらって、反復練習する」場所です。
四則計算を習う順番以外、学校の単元などは全く関係ありません。

先生に任せておけばいいと思っている。

実際に習わせるだけ習わせて放っている人を多く見かけます。

それでは子供がどの部分の計算を取り組んでいるのか分かりません。
気づいたら学年より下の計算をやっているという方もみえました。
復習になるとは言えど、計算は予習するからこそ学校の授業にゆとりが生まれ、勉強好きに繋がることが公文のメリットだと考えています。

先生にどんどん相談するべきです。

学年ごとに200番まであることを知らない。(修了テストがあることを知らない)

「うちの子まだ3桁の足し算やってるんだよね。学校は九九やってるのに」ってある親御さんが言っていました。
番号をみて、子供が次に進むための努力(枚数も理解も)を考えてあげなくちゃ!

毎日だから1日1枚とか2枚とかいう親子も。そんなペースではすぐに学年過ぎてしまいます。
習い事が多過ぎて超忙しくしている子の親御さんが「公文3教科やらせている」と聞いたので、こっそり子供本人に「1日に何枚やっている?」と聞いてみました。そしたら「1枚ずつ」と。
公文を習っているとは言えないし、紙1枚にいくら払っているのですかー!?

特に小学校のうちはガンガン進める期間ですよ。

頭がよくなると思っている。

辛口意見ですが、計算が正確で速くなったからといって頭の良し悪しとは関係ありません

計算をつかさどる脳(前頭前野・左頭頂葉)は活発に使われますが、図形に必要な空間認知、文章を読んで数的に捉える脳の部位の伝達などの練習も必要です。
これからの社会はアイディアを生み出し、総合的思考力のある人間が求められます。
計算脳だけではなく 思考脳も両方鍛えていかなければなりません。


親のかかわり方次第でデメリットが多くなることに注意

勘違いをしている親の多くは自分は「公文」を習ったことのない方達です。
「公文」を習っていた親はちゃんと分かっています・・・。
自分の経験から「子供には絶対習わせない」と言っている人は多いです笑

親なら習い事についての仕組みをちゃんと調べるべきだと思いますので、これは個人的責任ですね。

うちの子供は、学童の時間に「公文」をやっている子をみて、「どうしてもやりたい」と言い出してしまいました。
デメリットをいくつも伝えて、なかばして必死で止めたんですが、渋々習わせることに。

私がどんどんやらせるのもあって順調に進んでいき、先生も驚いていました。
教室で自分の学年と比べてかなり上の学年まで進めることができました。

でもさすがに中学校の問題になると、1枚に時間がかかるし、優先すべき、学校の宿題や習い事で宿題が終わらないことが続き、先生からは枚数を減らして続けたら・・・と進められたのですが、親が言わなきゃやらないようでは、お互いにストレスになるのでやめる事にしました。
中学校レベルは、四則計算を巧みに組み合わせていくだけのことなので、文章題がたくさん載っている問題集をやらせた方が内容的にも金銭的にも良いかなと。。。

最後に

私は個人的に、「公文」は 早期教育 には非常にいいと思っています。
3歳4歳から、子供が嫌にならないレベルまで。

今でも車から泣きながら引っ張られていく子供を見ると、非常に・・・辛い。

でもやらせるのであれば、絶対子供の気持ちに耳を傾けながら見守ってあげて下さいね。
時にはサボらせてあげて下さい!!!

ではまた。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

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