現在の子供は、顎が小さくなってしまい、歯が収まらず、
歯の「矯正」をする子が非常に多くなったと言われています。
この記事は、タイトルの通り、息子が見事に「挫折」した話。
経緯
私自身も、家族も、これまで歯の矯正とは無縁だったので、
我が子についても気にもしていませんでしたし、
生え変わりの段階で前歯二本も、
きちんと揃って生えてきていたので、
安心しきっていました。
クラスでは早い子は2年生から矯正器具をつけていて、
「大変だなー」なんて思っていました。
が、ある日息子が「この歯も少しグラグラしてきたかもー」と犬歯を触りながら言い出し、
どれどれと見ていると、ふと気づいたんです。
「一体、永久歯はどこにどのような角度で生えてくるのか?」 と。
歯医者さんに問い合わせを始める
3件ほど電話連絡をすると、
1件目 約80万を最初に支払い、途中でやめても返金なし。(というか、途中でやめるのはありえないっぽかった。)
2件目 前期後期で30万くらいずつ。
3件目 前期をみてから治療を考えていくが、大体後期もやる。前期25万〜30万ほど。
1件目は大人も子供も同じ料金設定だったのと、
矯正以外の治療は一切やりませんとのことだったので、やめました。
2件目と3件目は大体似ていましたので、
こんな感じが普通なのかなーと見通しをたて、
近くの歯医者さん3件ほどに直接相談に出向きました。
初回相談にて
どの病院でも「矯正の対象」ではあると言われました。
おそらく、永久歯の犬歯が八重歯みたいになる可能性が高く、
重なっている部分が磨けないので、虫歯にもなりやすいと言われました。
(それは見てもバッチリわかる)
相談料は2件は無料。
前期の申込時に25〜30万。(経過観察の受診と器具の調整込)
最初の検査料が4万程度別にかかるとのことでした。
1件だけは、最初からレントゲンをとって(7000円くらいだったかな?)
それをもとに相談にのってくれました。
この初回相談は方針が分かれそうですね。
でも結局詳しい話はレントゲン後になると言われるため、
事前検査の4、5万の値段設定を考えると、
最初に数千円で検査してくれた方が良心的な気もしないでもない・・・
わかったこと
・ 永久歯が生えそろう時点で 前期 と 後期 が分けられるらしい・・・
・ 永久歯の生え変わりに備えて、顎を広げておく「床矯正」という治療があり、
小学校3年くらいまでならギリギリやる意味があるらしい(※本当は幼稚園くらいからやると良いみたい。)
・ 聞いてはいたけれど、保険外診療なので、めちゃくちゃ費用がかかる
床矯正
素人から考えると、「横顔大きくなるんじゃ?」と思いましたが(今でも少し思っている)
スペースを広げておくことで、歯を抜かなくても綺麗に並べられる可能性が高くなるから、
完成形が微かに出っ歯気味にならずに済むみたい。
時々見かけますよね、斜めに綺麗に並んでいる人。
というわけでしたが、
「うちは男だし、床矯正だけ軽くしてもらって、前期でやめればいっか」と考え、
「床矯正」を開始することにしました。
幼稚園の子でもしていると言われたし 😥
マウスピース式に夜だけつけるタイプもあるようですが、
とってしまう率が高くなることと、
効果があらわれるのに時間を要すると言われました。
息子はもうすぐ3年生という時期だったので、
器具を装着してもらうことにしました。
治療開始
調整の段階から・・・
正直、最初からできるのか不安でした。
でも自分で早くやりたいと言い出すし、
「本当に大変だよ」と半ば脅す私を制してでも
なぜか治療に意欲的だったので、
信じて「25万」を入金しました。
多分、クラスメイトもやっているし、少しかっこいい的な?笑
矯正器具は一番奥歯に金属リングをグッとはめ込むので、
少しだけ隙間を開けておくために、1週間だけゴムを挟んで生活します。
この時点では大丈夫でしたが、
仮装着の日に、リングを奥歯に入れただけで、もうその不快感に大騒ぎ・・・
先生からは、「まあ、すぐに慣れるから」と言ってその日は終わりました。
結局やっぱり無理だった・・・
本装着の日。
付けた直後に「助けて〜!!」と大声でガチの悲鳴をあげ、嘔吐。
親として、非常に恥ずかしかったし、怒れた・・・

どんな子供を育てたのか・・・はあ〜ほんと。
先生には、
「上顎の刺激で嘔吐しやすい子がいて、
器具の形状を変えた方がいいかな」とフォローされました。
But!
うちはもともとすぐに嘔吐するヤツでして、
精神的な嘔吐もあるくらいの迷惑なヤツでしたので、
これは無理だなとこの時思いました。
「矯正」の「挫折」記事ってあまりないけれど、
こんな子供もここにいます。