加害は他人事じゃない!【SNSが引き起こす不登校児との問題】学校の先生に目を背けないで欲しいこと

ひとりごと
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はじめに
我が子がやってしまいました>< 仲が良い不登校の友達にノリでよくないワードを送ってしまったのです。その子がしばらく経ってから学校側に「傷ついた」と報告し、学校から呼び出されてしまいました。加害をしてしまった子供の親として今回の件で考えたことをまとめました。
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子供たちのSNSのメッセージ

ネットスラング、ネット隠語が誰でもみられる時代です。特に子供たちはそれが当たり前であると認識しています。ユーチューバーの言葉遣いを真似するように、少し憧れすらあります。

問題は、大人たちが匿名の中で使っている言葉を、子供たちが相手構わず使ってしまうこと。

傷つけるつもりはなくても、ヒートアップした状態で打ってしまう言葉は親が管理できません。モラルを教え続けていても、その場の空気次第で、相手次第でいつでも加害者になってしまうのが現状。

学校側の対応について

今回の我が子と不登校児のSNSによる問題について、呼び出された時に感じた問題です。

主任級の年齢層の先生には理解できない

不登校の問題、いじめの問題をまとめ上げなければならない管理職の先生たちは50代、60代。正直子供たちの人間関係、メッセージなどの温度は理解できないと痛感しました。我が子が引き起こした問題についても「子供たちのことは大人には理解できないことです」とはっきりと断言されました。人間関係の背景を分かろうとしていない、分かる必要はないのです。SNS内で交わされたメッセージが全て。そのログの写メが全てです。

なんとか報告書をまとめたい学校側の対応

自殺問題が取り沙汰される世の中で、学校の怠慢による責任はないかを細かく調査されるようになりました。そのため、「問題を発見し、真摯に取り組みました。本事案は双方が納得し、無事に解決している。」という報告書が対外的に仕上がっていなければなりません。

今回の我が子の件も「大人には子供のことは理解できません。やったということでいいですね?」と強引な流れに持っていかれました。それも我が子の名前も覚えていない(接点がないので)ような教師にです。事実は事実なので平謝りをしながら「はい」と言うしかありませんでした。

学校側はあくまで「不登校児優先」

話の中で感じたのはあくまで「不登校が優先事案」であること。「我々もなんとか来て欲しくてはたらきかけているんです。」とのこと。そんなメインの取り組みによくぞ邪魔してくれたという印象でした。すでに長期にわたって登校できていないのに、我が子のメッセージがなければ登校していたのではないかともとれました。「?」。これもひたすら謝るしかありませんでした。

不登校の子供がSNSで同じことをやっても同じように罰することはできない

私が子供にスマホ、タブレットを購入したのは小学校中学年あたりです。まだ自分のお金で買っていないのだからと指紋認証は私の指紋も登録してあります。それは中1の現在も継続しています。もちろん見る気はないし、子供もそう思っていると思います。ただ学校で問題が起こるとチェックすることになっています。今回のことを含めて3回ほどですが。

知っている方もいるかもしれませんが、今時の子供たちのグループLINEはひどい内容です。必ず誰かを攻撃し、全員加害者になりうるメッセージの数々。1人の子を入れてあげない、他でグループを作成、悪口のオンパレード。親と先生にバレたくないと途中で退会したり、また入ったりの繰り返し。

学校のレベル、生徒の時間の持て余し方にもよるのかもしれませんが、我が子はかなり前にグループは退会されています。もしかして自分の悪口が言われているかもしれないけど、そんなことはこのご時世、想定内。気にしない精神力を頑張って育てています。今回のことでLINEの利用は禁止ですが。

話はそれましたが、そんな中、不登校の子供たちもSNSには入っていたりします。不登校の子供たちは繊細な子が多いかもしれませんが、悪口は言えますよね。でも、登校できている生徒が不登校の子に対して「あの子のせいで傷ついた」と言っても学校側は取り合いません。不登校児を責めることはできませんから。今回の不登校児も他の子を積極的に仲間外れにしていたのを私は知っています。学校側は知らないことなので事件にはなりませんが

これでは、登校している子供には不満が溜まりますよね。
ただでさえ頑張って登校しているのに。

これが今回一番感じた問題です。

不登校児の親御さんの方が悩みが深いと思いますが、その周辺の子供も傷つく可能性があり、その親も苦しんでいるのが深い闇です。

不登校児が絡む問題について先生に目を背けないで欲しいこと

今回、ショックで食事が取れないという経験を初めて知った私です。自分が産んだ我が子がよそ様の子供を傷つけることは母親としては死にたいくらいです。

ただ、我が子に限らず、子供たち全員に降りかかっている危険を問題視せずにはいられません。

不登校ではない子供たちだって頑張っている

登校している生徒が強いわけではありません。
何も思わずに登校しているわけではないことは忘れてはいけないと思います。
不登校の子供にも未来があるように、登校している子供にだって同じように未来があるし、平等に思いやってあげるのが教師だと思います。

大変だとは思いますが、「サイレントマジョリティ」を意識すべきです。

「いじめ」とは分けるぶれない視点が必要である

いじめは相手がいじめられたと感じたら「いじめ」になると言われています。私もそうだと思います。でも、心の脆弱性には個人差があるので、相手の情緒の育ち、心的エネルギー、生育歴、周囲の環境次第の不安定な定義だとも思います。いじめは「積極性、執拗に、繰り返し」が前提そのあたりは「傷ついた」「いじめられた」の言葉だけで判断せず、時系列で冷静にみて欲しい。
加害者側が「実はこちらの方が先に傷ついていた」と返す話もよく聞きます。

今の先生たちは「傷ついた」の一言で動かざるを得ません。
それが友達同士の何気ないやりとりの一貫だったとしてもです。昔なら口頭で解決し、その後の関係も良好、それ以上になったこともあったのに、今は事を大きくせざるをえません。ただ、今一度、背景はきちんと聞き取る、両者の心に耳をすまして欲しい。「いじめた」と大人に否定されたという経験だけ残ってはその子の将来のためになりません。

不登校児を扱う学校現場は新時代対応ではない現実

私は仕事柄不登校の子供たちとも会いますし、原因を探り、真摯に向き合います。でもそれはやっぱり我が子の益とは無関係な場所だからだと痛感しました。SNSが蔓延る子どもの社会にまだ対応できていないのが学校現場の現状なのです。

そのためにスクールカウンセラーがいるのでは?

学校の先生が心理教育をすることは無理です。専門も違うし、時間もありません。だからいますよね、スクールカウンセラーが。子供発信でだけはなくて、いじめ、事件を起こした方は強制的に回してもらった方がその子のためになるかと思います。加害側の心理もケアし、二度と起こさない人間性を育てるために是非使って欲しいと思います。

保護者にむけて

今回我が子に起こったことは、至る所で起きていることだと思います。学校側が把握しているのは氷山の一角以下。相手次第でいつでも加害者になってしまう。加害者と被害者の立場が頻繁に入れ替わる世界に子供たちはいます。

あくまで相手の気持ち発信です。子供さんに相手の捉え方、相手のキャラ、それを見極められないのであれば連絡先は交換しない方がよいと伝えた方が良いです。もし何気ない一言で、相手が自殺してしまったら、殺人犯となる。相手が刃物を持ってくるタイプだったら殺されるかもしれません。脅しではなく、実際に起こっていることです。

まさに念のためですが、我が子を守った方がよい。子供とよく話し合って下さい。

まとめ

恥ずかしい実体験からの記事です。
自分勝手な親の記事になってしまいました。
でも自分の子供は自分しか守れません。他人は冷たいです。
SNSという、見えない複雑な人間関係の中、子供の将来が変わってしまう恐れもあります。
犯罪に巻き込まれるということを親の口から子供に伝えましょう。学校の情報モラルでは距離が遠い。世界で唯一、子供のことを心から想っている親心とともに伝えて下さい。

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