はじめに
子供にはなんでも1人でやって欲しいと思いますよね。来年から保育園に行くし色々どうしようと焦るママ。今回は「靴」について説明しますね。
どうして自分で靴を履いてくれないの?
正直にいうと、靴の脱ぎ履きは年齢では決まりません。
経験、教え方、本人の性格など色々な要素が絡み合っています。
特に2人目ができて上の子の靴を履かせるのが大変でイライラしてしまうこともあるのでは?
靴を履く必要性がまだ分かりません
せっかく「外に行きたい!」「遊びに行きたい!」という気持ちで急いでいるのに、そこに立ちはだかる靴という壁。「足を怪我する」「痛い」などはまだ分からないので、なぜ捕まえられるのか理由は分かりませんね。
歩き始めた子には「早く行きたい」「お出かけ大好き」という好奇心の方を満たしてあげたいです。
履きにくい靴、難しい靴を与えられている
今時の子供たちはおしゃれな靴を履いています。
歩きやすい、転びにくいという機能性を重視したものも。
でもちょっと待って!「履きやすさ」を意識して与えてますか?
ハイカットだったり、マジックテープが多い、マジックテープが色々な角度になっている。
はたまた本当はもうキツい。など。
※履きやすいからといって、クロックスなどのサンダルもやめて欲しいところ・・・
缶ビールが飲みたいと思っても、プルタブ50個とかだったらアルコールを求めた気持ちが少し冷めませんか?笑
履かせてもらえることに慣れている
相談にくる子供たちで靴を履かないパターンは3つ
① 走っていってしまうのを捕まえられて立ったまま履かせてもらえる
② 「座って」と言われたり、ママに捕まって立ち履かせてもらう。(ちなみに足はみていない)
③ 自分で地べたに座り足を上げて待っている
履かせた方が速いのでついつい履かせてしまう。
おばあちゃんも「ほらほら」と言いながら可愛い足を靴に。
子供も「靴は履かせてもらうもの」と思ってしまいます。
靴の履き方の教え方
靴に限らず、生活動作を教えるのは達成感、自信を育てることが大切です。
あと興味を持ってもらうことも必要ですね。
子供の後ろ側に座って(絵本を読む感じ)、履かせる。
どうしても対面でぱっぱと履かせてしまいますが、子供側からの視点で見るように手を動かすことがポイントです。そのうち自分の手でテープをくっつけたり、紐を結んだりするようになるには、視点と同じ方向からお手本を見せていくのがポイントです。
最後の作業から順番にさかのぼる
先ほども述べたように、「達成感」「自分でできた感」が大切です。最初からではなく、まずは最後のステップからさせましょう。
マジックテープだったら、「ピタ」から。
できるようになったら、「ギュ、ピタ」
ヘラの部分をしまうには「ないない、ギュ、ピタ」など。
簡単な声かけとともに動作を教えましょう。
もちろん履けたら「やったー」と褒めてあげましょう。
じっくりを観察し、見守る時間をとる
「靴を履く」ということを理解した子供であると、案外自分でできる段階もあります。
例えば、靴を出して前におくくらいはできる子もいます。
時間がある時はじっと観察してみるのもおすすめです。
私が相談にくるお母さんの手をとめてみると「こんなことできるんだ」と感動する方もいます。
基本的に生活動作を教える時は少しずつ手を引くようにします。
「あれ?今日はママが気づいていないのかな?」
「うーん、自分でやるか」
と考える時間を与えてあげてくださいね。
超おすすめ靴
うちはずっとこれ。nike のダイナモ
どうしてみんなこれを履かせないんだろう?と疑問です笑
ついすすめたくなりますが、仕事上はっきりとおすすめすると業務に支障が出る場合があるので、限定してすすめられません。
先日わざわざ特注で3万円の靴を仕入れているお母さんが「高い」と言っていたので、試しにどうですか?とは言ってしまいましたが・・・
まとめ
上手に履けるようになるまでは、靴は履くのが簡単なものにしてあげましょう。
「靴は自分で履けるものなんだ」と理解させてあげて下さい!
生活動作は楽しく、ゆるやかに教えていきましょう。
最後の工程からさかのぼることを忘れずに。