この記事は注文住宅を建てて3年近く経って、今考えていることを書いています。これから注文住宅の建築を考えている方のお役に立てれば嬉しいです!
◉ この記事を読んで欲しい人 ⇩
- 注文住宅に興味がある人
- 建ててみた人の感想を聞きたい人
- デメリットをちゃんと知っておきたい人
◉ この記事をまとめると ⇩
デメリットを事前に知っておけば成功すると思う。
注文住宅のメリットについて
「注文住宅」というのは素敵な響きです。
自分の理想の家に近づけられる
全く思った通りの 間取りや好きな デザインの家にできます。
これまで実家を含め、家を建てようとした計画が3回あったので、ハウスメーカーもよく周りました。
でも毎回思っていたのが、「何回こちらの希望を伝えても理想の間取りを作ってきてくれない」ということ。
詳しく伝えても、なんだかんだと違うものを提案してくる・・・正直喧嘩になりそうなこともありました(T T)
メーカー縛り?
「オーダーメイド」とうたっていても、大手ではかなり限界があるみたいでした。
安心できる
説明を聞きながら設計から打ち合わせができるため、構造部の「安全性」などもきちんと確認できる。
「耐震」「高気密高断熱」などはきちんとした知識・技術がなければできません。
現場をみていると信じられないくらい繊細で難しい技術です。
巷ではそれらしき似たようなものが、そのまま宣伝されているようです。
外から見たら、素人では全く分かりませんから。
その点、注文であれば、構造設計から1つ1つ説明を受けながら話が進んでいくため、基礎の土台、材質、柱の太さ、間隔、梁の入り方、断熱材の種類、厚み、工程、屋根の軒裏、雨樋、シロアリ予防メーカーの説明など、全てに関わることができます。
めんどくさいけれど、家の購入というものは「構造」を購入することだと勉強になりました。
明瞭会計
これは、建築士さんと建築業者さんを「別々に」依頼した時のメリットです。
うちは、家の設計をある程度してもらった段階で、
建築士さんがそれを形にできる技術をもつ業者さんを地元で探してくれました。
安心して任せられましたし、両者間に「利害関係」はないので、それぞれがお互いの目もありながら最高の仕事をしてくれたと思っています。
特に、建築業者さんは社長さんも一級建築士であるにも関わらず「さらなる勉強のために」と引き受けて下さいました。
一級建築士さんの間にもやはり上下関係はあって、これまで手掛けた建造物の違いでランク?があるようで、設計を依頼した建築士さんが偉い方だったので、おそらく標準から離れた値段設定や工程には上から口を出せたと思います。建築士さんは施工主を1番に考えてくれますので。
そのため、見積もり額は業者さんとしては「誠意のある値段設定」となります。
私たちもかなり細かくほぼ全ての決定に口を出したので、値段を交渉することは何がどう変更されるのか分かっていたので、値下げ交渉はしませんでした・・・というよりできませんでしたー
注文住宅のデメリットについて
注文住宅に住んで6年。今でも時々思いを馳せる「デメリット」について。
0からコーディネートが必要
自由すぎて細部1つ1つにこちらの意見が必要なため、おしゃれなトータルコーディネートが非常に難しい。
実はこの部分がこの記事を書こうかなと思ったきっかけです。
女性としては本当は一番こだわりたい部屋のイメージ。
私もこんな感じがいいなーと切り抜きなんかをたくさん集めました。
・高級マンションのモデルルームや吹き抜けの海外センスのリビング。
・カーテンや壁紙はもちろん、ちょっとした棚や目隠しの格子、タイルや石の見せ方。
理想はきりがありません。
そして、これを部分的に1つ1つ自分で考えてオーダーするのは結構難しいんです。
「こんな感じで!」と言っても、建築士さんはあくまで設計。
コーディネーターではありません。
モデルルーム的イメージに近づけようと一応頑張りましたが、
「やっぱり違ったなー」としみじみ思っている今日この頃です。
お友達には個性的だと褒められますが、母にはなんか露骨・・・と言われます。
頑丈に大工さんが作ってくれた!という印象が強く、オシャレ感が伝わりづらいそうです。
工務店さんだと、木のイメージで暖かいけれど、やっぱりモダンなセンスからはかけ離れちゃいますよね。
主人も当初はもっと暗めのイメージでいたのに、「高断熱」に合わせて、全面を塗り壁にしたら真っ白になっちゃったね。と時々ぼやいています。
これから建てる人はこのデザイン部分をちゃんと考えた方が良いです。
どうしたらいいのか・・・正直分かりません。
コーディネーターを雇うにもまたお金が必要でしょうし、
自分で細々と勉強して頑張るしかないのかな〜
その点、ハウスメーカーでモデルハウスそのまま建てれば内装は間違えないのかもしれません笑
本末転倒ですが。
時間と手間がかかる。
時間と忍耐はかなり必要です。
1回4時間程度の打ち合わせを毎週のように半年はしました。
ほぼ私(妻)1人でですが。
小さな子供や 妊娠、出産の予定のある方はその辺りも調整が必要です。
イライラしてきて、最終的に「よきにはからえ」状態になってしまいますから。
お金がかかる
設計料は別料金です。
建築費用見込みの10%くらい。
また設計は色々と比較しながらになるので、高いものの方がいいに決まっているんです。
どこまで質を落とせるのか。
家のことだし、あんまり妥協もしなくない・・・でもお金が。
という悩みは常に付きまといます。
また「提示金額から値引き交渉はほぼできない」と思った方がいいです。
なぜかと言うと、それまで、自分なりに悩みながらも、選びたい放題選んで形にしたのに、最後に値引き交渉をしたら、「じゃあどれを下げますか?」とピンポイントでの検討となり、これまでの積み重ねがくつがえりかねません。
そのため、最終提示金額は ほぼ決定だと言えます。
私たちの場合は、キッチンメーカーやカーテンメーカーに話を通すと割り引いてくれるなどの顔を持つ方が建築士さんの友達にいたので良かったです。
デメリットを知った上で検討して下さい
というわけで、注文住宅のメリットとデメリットを挙げてみました。
建てたら後戻りはできません。
うちも6年経ちますが、もうプチリフォームを考え中・・・ 😥
完璧なんて絶対ないと思いますが、皆さんも時間をかけてできるだけ妥協の少ない家にして下さい!