小学生の息子の成長ホルモンの医療記録を紹介します。「低身長」で注射を打っている子供の詳細情報や記録がなかなか見つからなかったので、同じような悩みを抱えている人の参考までに。(令和1年の記事)
◉この記事を読んで欲しい人⇩
- 子供の身長の伸びが気になっている人
- 成長ホルモンの注射について知りたい人
◉分かったこと⇩
小3の怖がりの息子も、なんとかかんとか続けられるくらいの痛みのようでした。
注射の説明
注射を家庭で毎日打つことは親子共にプレッシャーです。
が、製薬会社の人は誰でもすぐに慣れます。とかるーく言ってみえました。
注射の手順
小児科で母親のみ成長ホルモンの製薬会社の人から注射の説明を受けました。
注射キットに薬液を1カートリッジ(1週間分)セットして、量をきめてチクリ。
皮膚にみたてた肌色のシリコン素材に、2回ほど練習しました。
少し細かな注意点があったので、若干不安が残りましたが、「みなさんやっていますから安心してください。」と言われました。(確かに注射をしている今となっては結構簡単なものです)
量の指定
注射する薬液量は 体重ごとに決まっており、先生の指示では週6日で1日はお休み。
病院の先生の考え方で指示は違うそうですが、息子がお世話になる先生は、注射1本(5mg or 10mg)を1週間で使い切れるように調整しているようでした。
親としても高額な注射なので1滴たりとも無駄にしたくない!
また、温度管理が難しく、旅行には持っていけないそうで、もし長期で旅行に行く場合は打てない分の薬を旅行の前後に足して打ったりするそうです。忘れたら翌日の量を倍にすることもできるそうで、なんだか半信半疑な感じでした。(先生が化粧品同じ感覚ですと言ったのを思い出しました。⇩)
注射の針
針は、今世の中に出ている針の中で一番細いもので、それも折れることなく丈夫だそうです。
34G。(数字が小さくなるほど太くなります。)
痛さを聞いてみたところ、皮膚の薄いところを蚊に刺されるような痛さだとのこと。
ちなみに試しに自分に刺してみたところ、不意打ちではない分、蚊よりは痛かったかな・・・笑
打った後も特に抑える必要もなく、そのまま放置でいいそうです。血はほぼ出ない。
薬剤の管理
成長ホルモンの薬液は 冷蔵庫保存10°以下 ですが、冷たいまま打つとピリッとした痛みが増してしまうこともあるようで、十分に常温にしてからがいいそうです・・・
温度管理に注意して、保冷剤で冷やして持ち帰るのに、常温に戻して、また冷やすを繰り返すというからまさに不思議な液体で、ここでも半信半疑。
注射の実際
注射を病院で練習します。
最初はお尻で
初回は看護師さんのもとで打ちました。
打つ部位は息子自身は太ももがいいと言いましたが、
「注射を見ることになるので最初はお尻で」と勧められました。
多少「いたっ」と動きましたが、打たれるまでの緊張感の方が強かったようです。
小学校高学年〜中学生くらいになると自分で打つようになるらしいです。
それから数日間、お風呂上がりにお尻に打っていきました。
3日目くらいに、初回の病院で打ったあとが黒い点になっていて、痕が残ってしまうの?と疑問に思いました。女の子だったら足や腕に打ちたくないなー。
→ 更新:かなり打った今となっては、打つ場所によって痕ができにくい(ほぼ分からない)ことが分かりました。経験上、お尻は注射痕が一番できやすかったです。現在は腕ばかりに打っていますが、跡は全くありません。以前太ももにも打っていましたが、そちらはお尻ほどはできないけれど、腕には負けるという感じです。
効果
これは備忘録に近いですが、病院で打った初日の夜に「足首からふくらはぎまで痛い」と息子が言い出しました。
「両側性の痛み」なので、成長痛の可能性が高いそうで、本当に親子でびっくりしました。
まさかの当日1回きりで!? ということで今後に期待!と思いました。
成長ホルモンキットは結構大きくて、すごく分厚い辞書のような箱に入っています。それに関して「ハリーポッターの本をイメージしてデザインしています。リビングに置いてあって、人が来た時に見られても、成長ホルモンとは分からないようになってるんです。」と話されました。魔法使いが出てくるような「365日子供に聞かせるおとぎ話」系の本だと思うデザインです。紺色だし無駄に目立たない。
成長ホルモン注射開始時のまとめ
全く痛みがないわけではないので、やっぱり子供が我慢しているのは伝わってきます。
身長は命にかかわることではないので、痛みと天秤にかけたらどうなるのかは本人にしか分かりません。
息子本人は「治療だから」と自分で納得させていたようですが、親としては本当は辛く感じてしまい、本末転倒。
300回、400回、1000回という長い道のりを考えるとやっぱり大変な覚悟が必要だと思います。
しばらく続けてみて、最終的に本人に続けるかどうか決めさせようと思いました。
今は、打つ部位を工夫したり、冷やしたり、つまんだりと痛くない方法を2人で試しています。
本人が頑張っている分、効果があることを願うばかりです。