最近、少し保護犬のことを記事にしていますが、実際に里親を考慮する中で、驚くことや悲しいこと、少し悔しいことがたくさんあり、他の人にも知っておいてもらいたいなと思って書いています。今回の件のせいでしばらくは里親検索は小休止へ。。。(R4.9現在1匹飼育中)
- 保護犬の里親になかなかなれない・断れてばかりの人
- 里親募集って正直どうなの?と思う人
- もうペットショップで飼うしかないなと考えて自分を責めている人
とある保護団体への応募はもうできなくなってしまいました。
悲しい事態です。「保護」って言葉が恨めしくも思えてしまうこの頃です。
同じ動物保護団体の応募は1回までだったとは知らなかった!
私の失敗を告白します。
シェルターの対応に不信感を抱いたので仕方なかったのですが、お見合い後の返事が「本日中」だと言われたので、もしかしたらもっと幸せにしてくれる方との出会いを邪魔するだけかもしれないと思い、迷っていた私は一旦キャンセルを申し出ました。
すると「もう2度と応募はできません」となりました。えーーーーー!
説明もなく、「こんな子もいます。」「この子は大変です。」と言いながら、目当ての子以外も5匹も6匹も見せておいて、「はい今日中のお返事を」って。
そもそも病気のことは聞いていなかったし、「健康体です」とメールで言われていたのに突然医療の説明をされたので、やっぱり覚悟を決める時間は欲しかったです。。。
里親には迷いは禁物?本日中の返事を求められる件
そもそも、お見合い、トライアルはなんのためにあるの?
きっと先住犬との相性を見る意味合いが強いのではないかと思えました。
私たち里親希望者はネットで応募したらその子にしないといけないようでした。
そんなこんなでしたが、夕方に帰って「本日中の返事」なんて無理。。
空気が怖かった。。
でも2日くれたらきっと迎えていました。
むしろ他の子も2匹迎えていました。
一応、心理士なりに踏ん切りつけたけれど
保護犬の応募に心が折れる話はネットでもたくさん溢れていますよね。
言い方は悪いですが、子供を望んでいるのになかなかできない気持ち、親失格って言われている気さえします。
里親になるプレッシャーが半端ない
里親さんには、年収、住居、間取り、家族構成のパーフェクトを求められます。「せっかくだから保護犬を迎えよう」くらいの覚悟では足りないようです。
保護犬がまた捨てられないように、逃げないように、傷つかないようにという目標を言われたら致し方ないとは思いますが、ある程度犬も人間に合わせてもらわないとただの「お犬様」です。保護犬は心が傷ついているからと言っても、人間が犬に合わせることなく、何事にも動じない態度でいないと犬は逆に安心できません。安定した精神力の持ち主でないと保護団体がいうような保護犬のケアなんてできません。むしろ物理的な条件の他に「精神が健康であり、成熟した人」と足すべきです。保護犬を迎えて失敗する人は、傷ついた人間を癒すような感覚で腫れ物を扱うように接するからうまくいかないことが多いです。(←そういうふうに仕向ける情報が出回っている)
人間の里子の子供だって、傷を癒してあげるというよりも「安心してもいいんだ」と思える場所に「居る」ということで自分の力で傷が癒えていくものです。
結局は人と人の縁である!
保護犬を迎えたいと思っていても、結局繋ぐのは人と人。
重ねて言うと「手放した人」「保護した人」「迎える人」の3者が絡んでいての1匹です。
紆余曲折ありながらやっとこさで迎えることができるのが「保護犬」なのかと思っていましたが、今ではなんの障害もなくすんなり来た子の方が運命だと思えます。
そんなに自分が追い込まれるようなことをしなくてもいいのかもと思います。
だって人間の人生だって短いのだし、敢えて傷つくような場所に行かなくてもいいです。
ペットショップアンチの意見は多いですが、ドライな人間関係のもと犬をやりとりできるという意味において、「人間関係の疲労が少ない」メリットは大きいかもしれません。私の周囲にはペットショップで飼った人はたくさんいます。以前は少し偏見を持っていた私ですが、飼い犬をめちゃくちゃ幸せにしている家族たちばかりだし、どこ出身であろうと目の前にある命との縁に変わりはないと思えるようになりました。
結論!里親だって信頼できる人から譲ってもらいたい
私は今回のことですごく感じたことがあります。
「犬を飼うのは楽しいことであるべきだ」と。
「犬を飼うのをやめよう。うちでは資格がないかも。」なんて暗い気持ちになるくらいなら、健康で性格の明るい子を家族に迎えた方が、自分の人生の時間だって笑顔が増えてお互いに倍以上幸せになります。何度も言うようですが自分の人生だって短いのです。
「保護犬を迎えて、この子を助けられて良かった」というマイナスからの犬育ての方がよしとされる現在ですが、そもそも家族を迎えることは明るいことだし、家を明るくしてくれる家族を探したって罪ではないのです。
「保護犬をもらう」ことが当たり前だという近年の常識に縛られる必要は全くない。
その子たちに罪はありませんが、信頼できる、好感がもてる人から譲ってもらうことが最初のステップなのではないかと思います。犬の生涯をかけて、その影がちらつきますから。
まとめ
この記事はおそらく一部の人にはとっては非常識な記事なのかもしれません。でも色々あっての本音を書きました。・・・今となっては、個人情報が漏れていることに気分が悪いくらいです。
でもうちに天真爛漫で性格がとっても明るい子が来てくれて(探した)毎日毎日楽しいです!