【犬の脳腫瘍『放射線治療』】③ 放射線治療にかかった費用とその効果について ー実際の総額を発表しますー

ひとりごと
スポンサーリンク
はじめに
息子(犬)に脳腫瘍が見つかってから治療までの記録です。
診断からは本当に毎日悪夢のようで、血眼でネット内を彷徨っていました。
ありとあらゆる情報をたくさんネットで調べました。
でも情報自体が少なかったことや、実際私が体験したことと、違うこと(金銭面や治療内容)も多かったので、同じように悩んでいる方がみて下さるといいなと思って記事にしています。
スポンサーリンク

犬の放射線治療へ

値段のこともあるので、先生も「考えてみて下さい」という話の流れでしたが、
もう数ヶ月泣き通しで悩んでいたので、提示された値段で決心がつきました。
(詳細は②の記事で こちら )

すると、なんと初診で「1回目の照射」がしてもらえました。
「じゃあ今からやっていきますか?」と言われ、正直面食らいました。
「全身麻酔(我が家は短頭犬種)は大丈夫なんでしょうか?」と疑問をぶつけてみると「あ、軽い鎮静剤ですから。。放射線照射自体は5分くらいですみます。
その後様子を見るのに時間がいるので。・・・今なら(順番待ちがないから)2時間くらいでお返しできるかと思います。」

これまでの苦しみが嘘のように

あまりにあっけない治療開始となりました。

出回っていた誤情報
ここまでの治療にかかわったどの先生からも「放射線治療は高い。分からないけど、100万以上はかかると思う。」と苦い顔をして言われました。きっとこれで諦める方も多いように思います。また、短頭犬種は「全身麻酔」で死亡率が高いと言われましたが、MRIのように挿管を伴う全身麻酔ではないのでそんなに心配いらないそうです。

余談:かかりつけの小さな動物病院の先生に後でこの話をしたら驚いていました。「そんなことならもっとみんなに大学病院を提案してもいいなー」と言われてました。

放射線治療1回目で起こった奇跡的回復

1回目の照射後、脳圧を下げる薬をもらい帰宅しました。
脳圧を下げる薬が大切!頭痛から解放されたみたいでした。

そこで普段通り休ませていると、しばらくして、奇跡が。
「クーン、クーン」と甘えた声が聞こえた。数ヶ月ぶりに聞いた声。それも私に向かって。
そして昨日までフードを無理矢理口の奥につっこんで食べさせていたのに、自分の力でフードを完食した(母は泣けました 😥 )

まだ1回目の当日なのに、奇跡としか言いようがない。多分稀なケースだと思う。
でも本当の話なんです。放射線治療はすごかった。

腫瘍の放射線治療にかかった費用の総額

かかった値段
初回(初診料+放射線+各種検査+薬代)  133,320円
2回目(再診料+放射線)          43,200円
3回目(再診料+放射線+検査+薬代)      55,500円
4回目(再診料+放射線+検査+薬代)    49,260円
5回目(再診料+放射線+薬代)       44,410円
6回目(再診料+放射線+検査+薬代)    50,550円
7回目(再診料+放射線+検査)       49,100円
 TOTAL            425,340円

放射線治療自体は 1回42,000円でした。
放射線治療は当てる線量で値段が変わるようです。
うちの犬の49 Gy は最大量のようでした。1回7Gyの料金。

正直、放射線治療以外の費用が結構かかりました。
大学病院だし、先生たちは当たり前のように次々検査をしていくので断りづらいのです。

でもみるみる元の生活に戻りました。

下記のフードは腫瘍用です。かなりお世話になりました。

【犬の脳腫瘍『放射線治療』】① 犬が癌になったら、飼い主として何ができるの?どこまでするの?
我が家の13歳のボストンテリアは、脳に腫瘍があり、これまでに2回放射線治療をしています。当時、ネットで色々調べても詳細な情報が得られず、本当に困っていたので、同じように「癌」で苦しむ愛犬がいる方に治療経過や金額をきちんとお伝えしたいと思い、記事にしました。
【犬の脳腫瘍『放射線治療』】② 犬の「命」と「治療費」の間で悩む苦しみ。いくらまでなら払えるのかの自問自答。
我が家の13歳のボストンテリアは、脳に腫瘍があり、これまでに2回放射線治療をしています。当時、ネットで色々調べても詳細な情報が得られず、本当に困っていたので、同じように「癌」で苦しむ愛犬がいる方に治療経過や金額をきちんとお伝えします。

皆さんに伝えたいこと

2頭に1頭が癌でなくなっていると言われています。
ほとんどの犬はただ具合が悪くなり、衰弱するだけで検査をしませんから。
治療を開始し始めるとどんどん「生かす」方に目が向くので、原因を突き詰めずにいるのもいいのかもしれません。

私のケースも本犬は望んでいない「延命」と言われたらそうだったかもと今も思います。
ただ治療後に4年間も一緒にいられたので、その4年間はとても落ち着いた幸せな時間でした。

高齢犬用フードもおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました