【犬の高齢化】高齢犬の介護生活 ー解決しにくい4つの悩みー

ひとりごと
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はじめに
13歳になるオスのボストンテリアと暮らしで、日々感じていることをまとめたものです。プチ介護生活3ヶ月目に入り、お互いにだいぶ「あうん」の呼吸で暮らしていけるようになり、私にもゆとりが生まれてきたので、その中でも残っている困っていることをまとめてみました。
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高齢犬の介護の大変さ

近年、犬の寿命も伸びて、老犬との暮らしは当たり前のようになってきました。

私自身は子供の頃に飼っていた犬が18歳まで生きてくれましたが、社会人で実家をでていたのもあって、全く最期には携わっていませんでした。というより、ご飯を食べ終えて、よっこらしょと小屋に戻る途中でパタンと倒れて亡くなったそうです。

そのため、今回、1対1で過ごしてきた愛犬が徐々に老いていく姿から多くのことを学んでいます。

よく犬を看取った方が「もうペットは飼わない」と言われるのを聞いて、正直ピンときていませんでした。
ただいなくなった寂しさが辛すぎたのだろうと思っていました。でもそれは違ったんだと今になって感じます。

昔の楽しそうな時期も終わり、弱っていく辛そうな我が子を見ること自体も辛いことですが、介護するのは精神的にも体力的にも大変です。できる限り寝たきりにはなって欲しくないので、できるところまでは自力でやれるように、うまく介助したいと思い、自分の体はそっちのけです。バランスを崩しながらも、自分で段差を乗り越えてトイレに行ったり、ご飯を食べようとしてくれるので、細かな手助けが必要です。

うちの犬は10キロそこそこですが、慢性的に腰が痛いです。手も腱鞘炎です。

大型犬となると・・・1人では不可能です。

また、犬自身もトイレで失敗したり、転んでしまったり、介護されるのを気にしている素振りをみせます。プライドも傷ついているでしょうね。これもなんかこたえますね。

困っていること

こんな中、色々グッズを工夫しながら、共存しているわけですが、
今、まだ残っている、どうすることもできない4つの悩みを挙げてみました。
① 彼が困っているのか困っていないのか分からないことがある。
② 体がだるいのか、眠たいのかが見極めが難しく、常に心配になる。
③ 耳が遠くて、これまでのコマンドが通じない。
④ 楽しそうな時が表情からも読み取れなくなって、こちらが寂しい。

彼が困っているのか困っていないのか分からないことがある。

「水を飲みたくてもうまく飲めない」「段差が上がれない」「狭いところから出られない」「起きたくても起き上がれない」などはみれば分かるし、目でもうったえてくるのですぐに助けられます。ただ変なところで寝ている場合、転んでしまって困ったまま寝ているのか、その場を選んでいるのかが分からなくなりました。最近はベッドやクッションといったものを使わなくなってしまい、固いところを好んで寝ているようで、ベッドに移すと下に降りてしまいます。「寝ごごち悪いだろうな」とこちらが勝手に思っているだけであって、寝ているところを起こしてしまってごめん・・・といったことも少なくありません。またトイレの方向に歩き出して、じっと止まっていたり、また戻ったかと思うと、また行こうとしたり、トイレの上でぼーっとしていたりすると、何をしに来たのか忘れてしまっているのではないかと思ってしまいます。実際に、実はしたかった、実は違ってたという間違いも多いです。だからその場にとどまらせて思い出させた方がいいのか、戻るのを引く止めずに置くのが非常に迷います。特に夜中は(;;)

体がだるいのか、眠たいのかが常に心配になる。

静かに寝ていると、ちゃんと息をしているのかを確認するようになった今、時々「はあはあ」と息をしていると、辛いんじゃないか、亡くなる寸前なんじゃないかと分からないことがあります。これまでも最期の時かもなんて勘違いして、撫で続けていたことがあります。ただ寝ているだけでした。うちの犬はもともと口を開けて「はあはあ」しないので、少しでも「はあはあ」していると、苦しいのかもしれない!と思って、ひやひやしています。

耳が遠くて、これまでのコマンドが通じない。

残念なことに、今は名前を呼んでももう振り向きません。あんなに嫌いだったかみなりにも動じません。だからこれまで覚えたたくさんのコマンドも意味をなさなくなってしまいました。特にトイレは「シーシー」と言えば小をしてくれて、「うんうん」と言えば大をしようとしてくれるという条件付けが効かなくなってしまったのです。車に載せるために教えたものでしたが、耳が聞こえたら今重宝しただろうな・・。彼は目がいいので、カードや手話のがよかったのかなんて思ったりしています笑

楽しそうな時が表情からも読み取れなくなって、こちらが寂しい。

必死でボールを追いかけ回していた頃、おもちゃをすごい顔で噛んでいた頃、生活から生きがいが感じられました。特に犬は「噛む」ことがストレスの解消で幸せだと聞きました。だから年とともに適したおもちゃを買い与えてみたものの、自分のものだとは分かっていても、使用しませんね。今は、ご飯を楽しみにしてくれているので(認知症の老犬が執着すると言いますね)、それだけでも嬉しく思うことにしています。

まとめ

人間も同じですが、「長寿」は良いようで悪いような・・
健康寿命が長ければ良いのですが。

日々の運動などで老い方も変わるのかもしれませんが、やっぱり老いは避けられません。

今は彼がみせてくれている、「老いる」ということを自分や自分の両親も含めて、照らし合わせて考えています。小学校の息子にもとてもいい勉強になっています。

このフードのおかげで長生きできました↓色々な症状別で種類も豊富です。

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