今回は「フランケンシュタイン」について記事にします。
本当は鳥肌立ったまま書くと良いのですが・・・かなり遅くなりました・・・
次回から気をつける!
フランケンシュタイン
顔を継接抜いされた衝撃的な醜い容姿とともに、その名を知らない人はいないんではないでしょうか。
『フランケンシュタイン』(Frankenstein)は、
イギリスの小説家、メアリー・シェリーが1818年3月11日に匿名で出版したゴシック小説。
原題は『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』(Frankenstein: or The Modern Prometheus)。
1910年に初めてアメリカで映画化され、その後も次々に映画作品として世に出ています。
大作なので、翻訳や映像化を重ねることで、オリジナルとはかけ離れていくのは仕方ないことですが、
現在の私たちがもつ、不気味な怪物のような醜い大男というイメージは、
1931年のユニバーサル・ピクチャーズが製作した「フランケンシュタイン」で初めて描かれたようです。
ヤング・フランケンシュタイン(英語版) – 2007年 メル・ブルックスの映画『ヤング・フランケンシュタイン』のメル・ブルックスによるミュージカル化作品。
フランケンシュタイン(英語版) – 2011年 ロイヤル・ナショナル・シアター制作の劇化作品。(日本ではNT Liveとしてフィルム版が東宝の映画館で上映された)
2013年11月16日~12月10日には東京グローブ座で日本語版が上演され、主演の東山紀之・坂本昌行が「クリーチャー(フランケンシュタインの怪物)」と「フランケンシュタイン博士」を入れ替わるように交互に演じた。
フランケンシュタイン(原題:프랑켄슈타인 ) – 2014年に韓国で制作され、「忠武アートホール」で上演されたミュージカル作品。制作は「ワン・ヨンボム プロダクション」、脚本・歌詞はワン・ヨンボム、音楽はイ・ソンジュン。
2017年1月・2月には日生劇場・梅田芸術劇場メインホール・キャナルシティ劇場・愛知県芸術劇場大ホールで日本語版が上演され、中川晃教・柿澤勇人(ビクター・フランケンシュタイン/ジャック役)、加藤和樹・小西遼生(アンリ・デュプレ/怪物役)というWキャストで制作された。(wikipediaより)
ミュージカル「フランケンシュタイン」
日程
上記にもあるように、今回のミュージカルの元は韓国生まれ。
それを 潤色/演出 板垣恭一さん 訳詞 森雪之丞さん によって、
見事に日本版に仕立てあげられています。
2020.1. 8-1.30 日生劇場(東京)
2020.2.14-2.16 愛知県芸術劇場(名古屋)
2020.2.20-2.24 梅田芸術劇場(大阪)
今回は2017年の初演から3年ぶりの再演とのことで、私はそこに出逢ったわけです。
メインキャストは初回と変わらなかったようですね。
4人とも観たかったのですが、日程の都合上
2.14夜の部 と2.16昼の部 になり、
残念ながら加藤和樹さんのアンリ/怪物役だけ観られませんでした(; ;)
感想
愛、友情、そして復讐。
怒りや切なさといった負の感情で進んでいくため、不気味な雰囲気の舞台の中、空気は重かった。
暴力シーンも多く、血なまぐささも拭い切れぬままに展開していくストーリー。
救いはジュリアやエレンが見せる大きな愛。重苦しい心に滲みる歌でぽろぽろと涙がこぼれました。
中川さんはさすが圧巻の心地いい歌声でしたが、
それとは裏腹にフランケンシュタイン博士の繊細な葛藤が演技をしている背中からひしひしと伝わってきました。
そして中川さんのジャックは似合っていた・・・トーンも合っていたなー。
柿澤さんのぶっ飛んだジャックもかなりハマっていましたが。。
柿澤さんは、私は生で観たのは初めてだったのですが、
何かが爆発しそうな内面に宿るエネルギーと、それに反する博士の幼さの残る脆さが同時に感じられました。
また、アンリ/怪物との関係(小西さんとの絡み方)も2人ともそれぞれ異なる呼吸でもっていくので、
小西さんも2パターン楽しめました。面白かったです。
本作品は主なキャスト8人とも2役でした。
メイクはどうなっているのか!?
顔に汚れをつけたり、ボロを身にまとったり、チークやシャドウを濃くするのは想定内ですが。
1番すごいのはルンゲとイゴールに変身する鈴木壮麻さん!
グラスを使って目を凝らしましたが、まったく戻った後も分かりませんでした。
どうなってるの?
大変個人的ですが、16日の小西さんと音月さんの顔の汚れが、14日よりも大胆に黒くなっていたことに
演技のふっきれみたいなものを感じました笑 たまたまかな。。笑
小西さんの胸の傷のデザインも違ったような。
風貌によってオーラも違ってくる。
メイクや衣装はとても大切。繊細な世界だな〜本当に。
幕間の裏方事情を知りたいような知りたくないような。
音楽が荘厳
ミュージカルは開幕と同時にオーケストラがテーマ曲を奏で始めることが多いのですが、
その時点でだいたいぞわぞわっと最初の鳥肌が立っちゃいますねー♪
ミュージカルの音楽は魂を揺さぶります。
心に残るとかのレベルじゃなくて、
イントロが流れると脳の内部からドバッて何かが溢れ出て、
心身ともに過剰反応・・・みたいな。
CDを買おうが悩むところですが、毎回キャストが変わるとその都度買いつつ聞かなくなりそうなので、
CDまでは買っていません。ごめんなさい!
結構フライヤー(チラシ)は大切です
劇場に行くと、だいたい近々始まるミュージカルのフライヤーが頂けます。
それを見ながら、半年くらい先までの日程はたてられる感じ。
・・・でも思うのです。素人だからこそ思うのです。
デザインは大切だ・・・と。
プロの方には失礼かと思われますが、残念なものが50%くらいある。
「これでは、作品のリピーターは行くかもしれないけれど、
初めてこれで知った人は、(あんまりなー)ってなるんじゃない!?」
と思うものがあるんです。
なんとなく生理的に受けつけないものまでありますがな。
もったいない。
経費の関係もあるでしょうし、紙質までのわがままは贅沢ですが、
採用写真、カラー、デザイン。うーん。
そのまた昔、仕事関係でフライヤーをデザインして作ってもらったことがあるので、
自分なりの癖のあるこだわりもあるっちゃあるんですが。。。
新参ミュージカルファンとして言わずにはいられなかった。
その点、このフランケンシュタインのフライヤーはA3で単純に他のフライヤーの倍の大きさでした。
会場によってフライヤーが異なるので地域によって違いますが、
大きい分目立ったし、おのずと写真も多く、情報も多く載せられていました。
でも、世界観が分かりやすく、魅惑的に感じたこのフライヤーはA4でもきっと同じだったと思います。
まあ、加藤さんと小西さんのセクシーさが前面に出ていて、
「どうせそれ目当てだろ!?セクハラ女!」って怒られそうですが(@@;)
でも、ハッと目を引くものを打ち込んでくるのも腕ですよ腕。笑
感想の感想
いかがでしたか?
きっとフランケンシュタインはまた再演はあるんだろうと勝手に思っています。
かなりの余談ですが、私が初めて「フランケンシュタイン」を知ったのは
「怪物くん」という昔のアニメの「フランケン」というキャラクターです笑
今だにあの容姿こそが私の元祖「フランケンシュタイン」となっています。
加藤さんや小西さんの力をもってしても、どうしても塗り替えられません。
だって無垢な心に衝撃的すぎたの〜。
なにはともあれ、
心の乾いた主婦の皆さん、いい男を勉強したい男性諸君、夢の国へ誘われたい女子、腐女子。
ミュージカルに行ってみな♪
では。